2014.11月
土間のポーラスコンクリートを打ち始める。
土間の見切りに石を並べる。
ポーラスコンクリート打、一日目。
4日目。
5日目。
ビリをバケツに5杯とセメント1杯をミキサーに入れてこねる。
写真の土間端部の1つの膨らみが、その1回分。
この日は、13回こねたことになる。
16日現在、5日かかって半分位。
凍結の時期が来る前に終わらせたい。
地道な作業だがいい運動にもなり、現世の情報の氾濫から精神的なバリアが出来てくるようで誠に快適。
地道な仕事は基本的に気持がいい。
5日も10日も何もしないで過ぎていくことがある。私の場合。
こうして何かを作るというのは、生きた軌跡を残していくようで、ちゃんと道を歩いている安心感がある。
今回の施工の工夫点。
レベル出しに鉄筋工事に使用するサイコロを利用した。
撤去しながら仕上げるので跡を残さない。
2014.09.13(風琴庵コンクリ打)
今年の夏はヨット中心だった。
4月に船を購入して、メンテやカスタマイズに時間を費やした。
箱根に戻っても、船のオーニングやコクピットで使うテーブルや、なんやかやと作りたいものが沢山あって、
風琴庵の作業はあまり進まなかった。
基礎コンの型枠はだいぶ前に完了していたが、
12日、やっとコンクリ打ができた。
スランプ18、W/C 47%、18400円/㎥
壁に使用する断熱材のアンカーにステンメッシュを埋設したが、
枠にタッカーで止めたのだが、コンクリートの流れに対抗できずに斜めになったりはずれてしまったり、
正確な位置に垂直に埋設することは困難であり、今後の課題だ。
それにしても、1人でコンクリ打はきつかった。
ミキサー車からシュートで打ったのだが、打込みと均しを同時に進めると、どうしても仕上りが綺麗にいかない。
かなりの不陸が出てしまったので、今後の作業でカバーしていくことになった。
打設後の養生が何より大事だが、天端からステンメッシュが飛び出ているのでシートで覆うのは困難だ。
そこで表面にカチオンモルタルを塗ってみた。
要はコンクリート内の水分を蒸発させないようにすればいいので、その方法は効果があると思われるのだが、
やったことはない。
この風琴庵じたい、構造を断熱材で作る計画だが、これもやったことがない。
カリカリハウスを作った時に、断熱材だけで構造物が出来るかもしれない、と思ったのが始まりで、
作り方も探り探りの作業だ。
2014年4月1日
さくらの開花が報道されているが、ここ箱根の開花はまだのようだ。
しかしだいぶ気温も上がって来て作業がし易くなった。
いよいよ風琴庵に着手した。
名前は風流だが実はトイレ棟。
高さ90センチのものを3段重ねて2段が埋まっている。
トイレ棟だけだと縦長になりプロポーションが悪いので、水槽とその上にぶどう棚を設けたものと共にデザインして形を安定させた。
頂いたぶどうの苗の場所も決まってよかった。